米半導体メーカーMicron Technologyが2026年度第4四半期(6〜8月期)の決算を発表した。売上高は542億3000万ドルと過去最高を記録し、前年同期の113億2000万ドルから約3.8倍に拡大した。GAAP基準の純利益は377億ドル(希薄化後EPS32.87ドル)、非GAAP基準の純利益は384億ドル(同33.42ドル)だった。
2026年度通期の売上高は1331億9000万ドルで、前年度の373億8000万ドルから3倍超に増加し、通期のGAAP希薄化後EPSは74.33ドルとなった。サンジェイ・メロトラCEOは、2027年度はさらに業績が強まるとの見通しを示し、顧客企業が先々のメモリ供給を前倒しで確保する動きが広がっていることが、同社にとって需要の先行指標になっているとした。
報道では、Micronへの受注が生産能力を大幅に上回っており、AI向けメモリ需要の拡大がDRAM・NAND型フラッシュなど従来型メモリの供給も圧迫し、価格上昇につながっていると指摘されている。同社は2027年度第1四半期の売上高見通しを615億ドル(上下15億ドルの範囲)としており、成長の継続を見込んでいる。
AI向け高性能メモリの需給の引き締まりは業界全体の課題として指摘されており、分析では2026年の半導体業界全体の設備投資が前年比3割超増える見通しも示されている。SamsungやSK hynixと並び、MicronもAI基盤を支えるメモリ供給網の主要プレーヤーとして業績が注目されている。



