ShopifyのCEOトビアス・リュトケ氏は2026年9月21日、MetaのモバイルAIエージェント「Muse」向けに、Shopifyの決済サービス「Shop Pay」による代理購入(エージェント型チェックアウト)をShopify上の全店舗で有効化すると発表しました。Museはメール送信やスケジュール管理、旅行予約などを代行するパーソナルAIエージェントとしてMetaが2026年9月に投入したもので、今回の提携によりショッピング領域での機能が拡張された形です。
利用者はMuseに商品のおすすめや比較を尋ねたうえで、購入の実行をShop Pay経由で許可できます。MuseはShopify Catalogを通じて商品を探し、複数の事業者間で購入処理を仲介する「Universal Commerce Protocol」に沿って注文を進めるため、Shopify加盟店は個別の対応をしなくても原則としてMuseからアクセス可能になる仕組みです。
一方で、AmazonはMuseによる自社サイトへのアクセスを遮断する方針を取っており、報道によれば同エージェントを通じた代理購入を許可していません。ShopifyがMuseに市場を開放する一方でAmazonが遮断するという対照的な対応は、小売各社がAIエージェント経由の購買をどう位置付けるかで戦略が分かれ始めていることを示しています。



