AIニュース

サウジのHUMAIN、中国MiniMax基盤のアラビア語フロンティアモデル「humain-m3」を発表

公開日: ・出典: PR Newswire(HUMAIN公式リリース)

サウジアラビアの公共投資基金(PIF)が出資するAI企業HUMAINは9月3日、リヤドで開催されたイベント「LEAP」において、アラビア語に特化した大規模言語モデル「humain-m3」の研究プレビューを発表した。同モデルは中国MiniMaxが開発した「MiniMax-M3」系列を土台に、アラビア語ネイティブのテキスト1兆トークン以上を追加で事前学習したものだと説明されている。パラメータ数は4280億(アクティブパラメータは1トークンあたり230億)のMoE(専門家混合)構成で、HUMAINの「HUMAIN Node」上で研究プレビューとして提供が始まった。

HUMAIN自身の評価によると、humain-m3はアラビア語の理解・推論に関する公開ベンチマーク7種の平均スコアで89.37%を記録し、比較対象としたGPT-5.6 SOL(87.30%)やOpus 5(87.34%)、土台となったMiniMax-M3のリファレンスチェックポイント(80.34%)をいずれも上回ったとしている。7種のベンチマークのうち5種で最高スコアを記録したという。

米国発のモデルではなく中国MiniMaxの技術を基盤に自国語特化モデルを構築した点は、サウジアラビアが自国のAI主権戦略において必ずしも米国製技術にこだわらず、実利的に技術を選定している姿勢の表れとも報じられている。HUMAINはこれまでもMicrosoftのAllamモデルの提供など複数の枠組みでアラビア語AIの普及を進めており、今回の発表はその取り組みの延長線上に位置づけられる。

出典: PR Newswire(HUMAIN公式リリース)

Xでシェア

humain-m3とフロンティアモデルのアラビア語ベンチマーク比較

HUMAIN自身の評価による、アラビア語ベンチマーク7種の平均スコア(公式発表ベース)を比較します。

モデル 平均スコア(7ベンチマーク平均)
humain-m3(研究プレビュー) 89.37%
GPT-5.6 SOL 87.30%
Opus 5 87.34%
MiniMax-M3(リファレンス) 80.34%

※出典: PR Newswire(HUMAIN公式リリース)