イーロン・マスク氏率いるxAIは9月3日、業務を自律的にこなすAIエージェント「Grok Bot」の企業向け展開を発表した。Grok BotはSlackやメールなど複数のツールと連携しながらクラウド上で稼働する「エージェント従業員」のような位置づけで、営業・採用・マーケティング・財務・エンジニアリングといった業務の自動化を想定している。今回の企業向け展開では、GrokおよびCursorのエンタープライズ顧客に対し、既存の契約者だけでなくアカウントを持たない従業員も含めて組織全体を招待できる2週間の無料トライアルが用意された。
Grok Botは8月11日にパブリックベータとして公開された際、上位プランのSuperGrok HeavyやCursor Ultra・Cursor Teams Premiumに限定され、単体で見ると月200ドル相当という高額な位置づけだった。その後8月26日には対象プランが拡大され、月20ドルのプランにも利用が組み込まれる形となり、より手頃な価格帯のユーザーにも門戸が開かれた経緯がある。今回の企業向け展開は、個人・チーム向けの契約プランに紐づく形から、組織単位でまとめて導入できる仕組みへとさらに踏み込んだ内容といえる。
xAIによれば、ベータ公開以降すでにLegora・Supermicro・ServiceTitanなど数千の組織がGrok Botを導入しているという。自律的に動くAIエージェントを巡っては、意図しない挙動を起こす「暴走」事例も各社で報告されており、xAIは企業向け展開にあたり、エージェントの動作範囲を管理者が制御できる仕組みも用意しているとしている。
出典: Investing.com



