ミネソタ州は今年、AI関連製品を提供する企業が、利用者に実在の特定人物の性的な画像や身体の一部を写した画像を生成させることを禁じる州法(HF 1606)を成立させた。既存の規制の多くが画像の「配布」を対象にしてきたのに対し、この州法は画像を「生成」する行為そのものに踏み込んだ内容になっている。州側は、xAIの「Grok Imagine」のような製品が児童性的虐待に相当する画像を含め「驚くべき量」のコンテンツを生み出しているとして、この規制の必要性を主張している。
xAIはこの州法が米国憲法の表現の自由を侵害するとして提訴した。連邦地裁のドノヴァン・フランク判事は9月、xAIが差し止めを求めるには遅すぎたことや、放置した場合の回復不能な被害を十分に示せていないことを理由に、緊急の差し止め要請を退けていた。
これに対し第8連邦巡回区控訴裁判所は10月2日、xAIが申し立てた控訴審判断待ちの差し止めを認める決定を下し、地裁の判断を覆した。これにより、本案の審理が続く間は、ミネソタ州がこの州法をxAIに対して執行することはできなくなった。
出典: Reuters



