2024年創業のAIスタートアップTypeSafe AIは2026年9月15日、ChatGPTの共同発明者の一人とされるディオゴ・アルメイダ氏率いるチームが開発した新モデル「Jev」を発表しました。同社が「System One Models」と名付けた新カテゴリの最初の公開モデルで、通常の生成AIのように文章を書くことはせず、あらかじめ定義された選択肢と出力フォーマットに沿って、分類・スコアリング・はい/いいえ判定といった「決まった判断」だけを高速に返すことに特化しています。
「System One」という名称は、心理学者ダニエル・カーネマンが提唱した「速く直感的に働く思考(システム1)」に由来しています。Jevが返す各判定結果には確率と確信度が付与され、同社が「RLCD(Reinforcement Learning for Calibrated Decisions)」と呼ぶ独自の学習手法によって、その確信度が実際の正解率と一致するよう調整されているとしています。
文章生成を担わずに「判断」機能だけを切り出すことで、ソフトウェアの内部処理としてAIによる意思決定を組み込む際のコストと速度を最適化する狙いがあるとみられます。開発者向けプラットフォームのVercelなど、早期にJevの採用を進めている事例も報じられています。
出典: TypeSafe AI公式ブログ



