Bloombergが8月22日に報じたところによると、NVIDIA製のAIチップを搭載したサーバーについて、価格が15%を超える水準で値上げされる見通しであることが、Microsoft・Google(Alphabet)・Oracleといった大手データセンター事業者向けにサーバーを受託生産する企業から、顧客側に通知されているということです。値上げは主に来年早々に出荷される製品が対象で、次世代の「Vera Rubin」や「Grace Blackwell」を搭載したシステムも含まれるとされています。
今回の値上げの直接的な要因とされているのが、メモリチップの価格高騰です。AIサーバーは大量の高性能メモリを必要とするため、値上げ幅はNVIDIAチップの世代やメモリ構成によって異なるとみられています。生成AIの学習・推論需要の拡大に伴い、GPUだけでなくメモリを含めたサーバー全体のコストが上昇する構図が、あらためて浮き彫りになった形です。
NVIDIA自身がこの値上げを公式に発表したわけではなく、サーバーを受託生産する企業側からの通知という形で伝わっている点には留意が必要ですが、AIインフラへの投資を続ける大手クラウド事業者にとっては、データセンター投資計画に直接影響しうる情報として注目されています。半導体・メモリ市場をめぐる価格高騰は今夏に入ってから複数の報道で指摘されており、AIブームを支えるハードウェアコストの上昇圧力が今後も続く可能性があります。
出典: Bloomberg



