中国の生成AIスタートアップMoonshot AIが、投資家向けの説明で、2026年末までに年換算売上高(ARR)20億ドルを目指す方針を示したと、Bloomberg・TechCrunchなど複数メディアが9月11日に報じました。背景にあるのは、7月に公開した新モデル「Kimi K3」の好調です。K3は主要ベンチマークで上位の性能を示しつつ、欧米の主要な競合モデルよりも大幅に低いコストで利用できることから需要が急増し、一時は新規契約の受付を停止せざるを得ないほどの反響があったとされています。
同社が投資家に示したARRの推移も急激で、2026年4月時点では約2億ドルだったものが、6月には約3億ドルに、そして7月のKimi K3公開を経た8月には10億ドルを突破したと報じられています。わずか4カ月ほどで5倍以上に拡大した計算になり、年末までのさらなる倍増を目標に掲げている形です。
Moonshot AIは、これとは別に評価額約500億ドルでの新規資金調達も進めているとされ、将来的な香港での新規株式公開(IPO)も視野に入れているといいます。もっとも、報道各社は、ARR20億ドルという目標自体は、OpenAI(推定ARR約400億ドル)やAnthropic(推定ARR約650億ドル)にはまだ遠く及ばず、同じ中国勢のライバルZ.aiが8月に記録したARR16億ドルにもわずかに届かない水準だと指摘しています。
出典: TechCrunch



