フランスのAI企業Mistral AIは2026年9月23日、広告クリエイティブの自動生成AIを手がけるパリの新興企業Pimentoを買収したと確認しました。Mistralにとっては2026年に入ってから3件目の買収となります。買収額についてはMistral自身は公表しておらず、報道各社の推計は約380万ユーロから1270万ユーロ(現金と株式の組み合わせ)まで幅があります。
2022年10月創業のPimentoは、企業のブランド情報や過去のキャンペーン実績データをもとに、広告のクリエイティブ素材を自動生成するサービスを提供してきました。しかしMistralの狙いは広告事業そのものよりも、Pimentoのエンジニアリング・プロダクトチームの人材にあるとみられ、旧称「Le Chat」から改称された対話型アシスタント「Vibe」の開発に合流させる方針だと報じられています。
今回の買収は、Mistralが2週間足らず前に30億ユーロの大型資金調達を発表したばかりのタイミングで実施されました。モデル開発そのものから、企業が実際に使う業務ワークフローへと事業の重心を移す動きの一環であり、潤沢な資金を背景に買収を通じた事業拡大を加速させる姿勢がうかがえます。
出典: Sifted



