米テキサス州オースティンを拠点とするAIセキュリティ企業HiddenLayerは9月2日、Delta-v Capitalが主導するシリーズBで1億ドルを調達したと発表しました。Ten Eleven Ventures、Morgan Stanley、マイクロソフトの投資部門であるM12、Booz Allen Venturesなども参加しています。同社は2023年9月にM12とMoore Strategic Ventures主導で5000万ドルのシリーズAを調達しており、シード時の600万ドルと合わせると、今回の調達で累計調達額は約1億5600万ドルに達しました。
調達資金は、基盤モデルからAIエージェントに至るまで攻撃対象領域が広がる中で、エンタープライズ向けプラットフォームの強化に充てられます。具体的には、稼働中のAIエージェントを監視・保護する「Agentic Runtime Security」機能の拡充と、コードを書いて実行するAIコーディングエージェントを保護する新製品の開発が柱になるとしています。
同社は、AI導入企業が直面するリスクが、モデル単体の脆弱性から、自律的にコードを書き実行するエージェントが引き起こしうる被害へと広がっていると指摘。エージェントが企業システムの中で権限を持って動き回る時代に備えたセキュリティ需要の高まりを、今回の大型調達の背景として説明しています。
同じ9月2日には、イスラエルのHuskeysもBlackstone主導のシリーズAで2700万ドルを調達したと発表しており、AIエージェントの普及に伴うセキュリティ投資の活発化が改めて浮き彫りになった形です。生成AIエージェントが企業の内外システムに接続する機会が増えるほど、こうした専業セキュリティ企業への資金流入も続きそうです。
出典: TechCrunch



