Cloudflareは2026年8月7日、AIエージェントの利用に特化したクラウドホスト型ブラウザ「Kitesurf」を発表しました。人間向けのブラウザが持つタブ機能や拡張機能、テーマ、ピクセル単位の高精細レンダリング、60fpsのスクロールといった要素をすべて削ぎ落とし、構造化されたコンテンツ抽出やスクリーンショット取得、セッション間の分離など、AIエージェントが実際に必要とする機能に絞り込んだのが特徴です。
Kitesurfは、Rust言語で書かれWebAssemblyにコンパイルされたブラウザコンポーネントを、フルのブラウザプロセスを起動する代わりにCloudflare Workers上のV8アイソレート内で動かすアーキテクチャを採用しています。14件のURLを使ったテストでは、スクリーンショット取得でCPU使用量を3.1倍、HTML抽出で3.8倍削減できたとしており、Chromiumと比べて3〜7倍少ないCPU・メモリで動作する一方、処理時間は約1.7倍かかるとしています。
PuppeteerやPlaywright、Chrome DevTools Protocol経由でのMCPクライアントとの互換性も備えており、既存のブラウザ自動化ツールから移行しやすい設計です。Web標準への準拠を測るテストでは23万5000件超のサブテストに合格しているといい、対応範囲は急速に拡大中だとしています。現在はCloudflareのヘッドレスブラウザ制御サービス「Browser Run」の一部としてベータ提供され、無料で利用できます。
出典: TechCrunch



