音声AI企業のSoundHound AIは、対話型AIプラットフォームを手がけるLivePersonの買収を完了したと発表した。両社は4月21日に買収で基本合意し、その後7月2日に合併契約を一部修正、9月2日にLivePerson株主総会で承認を得て、正式に買収完了に至った。買収対価は現金とSoundHound AIのクラスA普通株式を組み合わせた形で支払われる。
SoundHound AIはこれまで自動車・レストランの音声注文分野を主戦場としてきたが、今回の買収によりLivePersonが持つ企業向けデジタルメッセージング基盤を取り込み、会話型AI事業の対象領域を大きく広げる狙いがある。統合後の会社は、フォーチュン100社のうち25社を顧客に持ち、750件を超える特許ポートフォリオを保有する体制になるという。LivePersonのプラットフォームは、SoundHound AIが手がける自己学習型のエージェントシステム「OASYS」に組み込まれる予定だ。
買収完了にあわせて、SoundHound AIは新たな最高財務責任者(CFO)としてジョン・コリンズ氏を任命したことも明らかにした。音声AIと企業向けチャット・メッセージングという異なる強みを持つ2社の統合が、今後どのように事業成長に結びつくかが注目される。



