複数の海外メディアは10月6日、中国の生成AIスタートアップMoonshot AI(月之暗面)が非公開の資金調達を終え、評価額が約500億ドルに達したと報じた。この情報はBloombergが関係者の話として伝えたもので、Moonshot自身はこの報道について公式にコメントしていない。報道によれば、同社は2027年第1四半期を目標に香港での新規株式公開(IPO)を目指しており、最大50億ドル規模の調達を検討しているという。
Moonshotは2026年7月に公開した大規模言語モデル「Kimi K3」が好調で、年換算収益(ARR)は6月時点の約3億ドルから急拡大し、12月には約20億ドルに達する見通しだと報じられている。主要株主にはアリババグループやテンセント、5Y Capitalなどが名を連ねるとされる。IPOの共同主幹事としてBank of AmericaやCICC(中国国際金融)、ドイツ銀行、ゴールドマン・サックスの名前が報じられているが、具体的な調達額や上場時期は今後変わる可能性がある。
一部の報道では、今回の評価額が今年前半のラウンドで付いた約315億ドルから大きく上昇したとされる一方、別の報道では7月時点の評価額を350億ドルとしており、直前の評価額については情報源によって差がある。いずれにしても、ChatGPTを運営するOpenAIやAnthropicと並び、中国発の生成AI企業が国際的な資金市場で高い評価を集めている状況がうかがえる。



