フランスのAI企業Mistral AIは10月6日、新しい大規模言語モデル「Mistral Large 4」の公開プレビューを開始した。モデル文書によれば総パラメータ数は約1兆500億で、同社は将来的に重みを公開する「オープンウェイトモデル」と位置づけているが、現時点ではMistral StudioとAPI経由でのホスト利用のみに限られ、重み自体のダウンロードはまだできない。
一度に処理に使われるアクティブパラメータ数については、Mistral自身の発表文書と技術資料の間で食い違いがあり、発表時のブログでは490億、10月7日時点のモデル文書では520億とされている。コンテキストウィンドウも文書上は100万トークンとされる一方、独立系の性能測定サイトArtificial Analysisでは52万4000トークンとして評価されているなど、公式情報の間でも数値が一致していない点には留意が必要だ。
学習基盤としては、NVIDIAのGrace Blackwell世代GPUを欧州のデータセンターで3800基用いたとする報道がある。性能面では、コーディング関連のベンチマーク(DeepSWE v1.1、Terminal-Bench 4など)で高い成績を示したとMistralは説明しているが、現時点で公開されている数値はほぼ全てMistral自身の発表によるもので、第三者による独立した検証はまだ限定的だ。Artificial Analysisが法務・金融分野のタスクでGPT-6 Astraを上回ったとする報道もあるが、これもMistral側の主張を基にしたものである。
オープンウェイトは10月末までに公開される予定とされているが、ライセンス形態はまだ明らかになっていない。前モデル「Mistral Large 3」はApache 2.0ライセンスで公開されており、今回も同様の形になるかが注目される。
出典: BetaNews



