Google DeepMindからスピンオフし、Alphabetが出資するAI新薬開発企業Isomorphic Labsが、少なくとも400億ドル、最大で500億ドル規模の評価額での新たな資金調達に向けて交渉を進めていると、Bloombergが関係者の話として2026年10月8日に報じました。報道時点で調達は成立しておらず、調達額や新たな出資者についても明らかになっていません。
Isomorphic Labsは2026年5月、Thrive Capitalが主導し、Alphabetや英国のSovereign AI Fundなども参加する21億ドルの資金調達を実施したばかりで、当時の評価額は約175億ドルとされていました。今回報じられている評価額は、わずか5カ月でそこから2倍以上に跳ね上がる計算になります。
Isomorphic Labsは2021年にGoogle DeepMindからスピンオフした企業で、DeepMindのCEOも兼ねるDemis Hassabis氏が率い、AlphaFoldの技術を応用した新薬候補の探索を手がけています。すでにイーライリリーやノバルティス、ジョンソン・エンド・ジョンソンなど製薬大手との提携を進めていますが、臨床試験で実際の成果が出る前の段階でこれだけ高い評価額がつくことについては、同社が取材に回答しなかったこともあり、慎重な見方も報じられています。



