京王電鉄バスと京王バスは2026年8月21日、日野自動車が開発したAI搭載型の「車内事故防止システム」を、同社が運行する路線バスに導入すると発表しました。運用開始は8月下旬からで、調布営業所が所管する調布駅北口⇔三鷹駅南口(鷹66系統)、調布駅北口⇔深大寺(調34系統)、多摩川住宅循環(調11・調12・調41系統)が対象となります。
システムは車内に設置したカメラの映像をAIでリアルタイムに解析し、乗客の姿勢や動きから転倒につながる恐れのある状況を検知する仕組みです。危険と判断した場合は、運転席の画面と音声で乗務員に知らせるとともに、車内モニターを通じて乗客に着席やつり革・手すりの利用を促します。
今回の導入は、日本バス協会が主導する実証実験の一環でもあります。日野自動車が実証システムを提供し、2026年9月の京王電鉄バスを皮切りに、神奈川中央交通(10月)、相鉄バス(10〜11月)、名鉄バス(11月)、京阪バス(11〜12月)、神姫バス(12月)と、計6社のバス事業者で順次検証が進められる予定です。バス車内での転倒事故対策は各地の交通事業者にとって共通課題であり、AIによる早期検知・注意喚起の効果が注目されます。



