中国検索大手Baiduは8月18日、2026年第2四半期(4〜6月期)の決算を発表した。総売上高は313億元(約46億ドル)で前年同期比4%減となり、5四半期連続の減収。純利益は23億元で前年同期比68%減となった。広告事業を含む従来型のオンラインマーケティング収入の落ち込みが響いた形だが、一方でAI関連事業は勢いを増している。
特に伸びが目立ったのがAIクラウドインフラ事業で、収入は73億元と前年同期比50%増を記録した。中でもGPUクラウド収入の成長率は前年同期比283%増となり、第1四半期(5月18日発表分)の184%増からさらに加速した。クラウドインフラ・AIアプリケーション・AI活用マーケティングを合わせたコアAI事業の収入は125億元で、引き続き一般事業収入の約半分を占めている。
Robin Li最高経営責任者(CEO)は決算に際し、「オンラインマーケティング事業は依然として圧力に直面しているが、コアAI事業の成長モメンタムがBaiduのインターネット中心企業からAIファースト企業への転換を裏付けている」とコメントした。組織体制の最適化とAI人材の獲得を進めており、自社の基盤モデル「Ernie(文心一言)」を主要モデルの一角に返り咲かせる自信も示した。AI関連投資の重さが目先の利益を圧迫する一方、インフラ需要の伸びを成長のエンジンに据える方針が鮮明になっている。



