小惑星からの資源採掘を目指す米カリフォルニアのスタートアップ、AstroForgeは2026年9月22日、打ち上げ後は地上のオペレーターから一切の指令を受けずに全てのミッション目標を完遂する、世界初とうたう完全自律型の宇宙ミッション「Autonomy-1」を2027年に実施すると発表しました。打ち上げにはStoke Spaceの新型ロケット「Nova」の初号機(パスファインダー)を利用する計画です。
機体の制御を担うのは、AstroForgeが自社開発したTransformerベースのAIモデル「Solo」です。Soloは学習によって獲得した判断能力と、物理法則に基づく決定論的な飛行アルゴリズムを組み合わせ、時間経過に伴う機体状態の変化を把握しながら、次に取るべき行動をそれ自身で判断する仕組みになっています。Autonomy-1では、NASAゴダード宇宙飛行センターの太陽物理観測ペイロード「COMPASS」も搭載し、機体制御に加えて科学観測ミッションの遂行までSoloが担うことになります。
AstroForgeは、Autonomy-1に先立ち、2026年内に打ち上げ予定の第3号機「DeepSpace-2」にもSoloを「シャドーモード」で搭載する計画です。DeepSpace-2は米Intuitive Machinesの月探査ミッションに相乗りする形で打ち上げられ、実運用の人間オペレーターと並行してSoloに判断をさせることで、Autonomy-1本番投入前の実地検証を積む狙いがあるとしています。
出典: TechCrunch



