米第9巡回区控訴裁判所は、AIブラウザ「Comet」のショッピングエージェントによるAmazonサイトへのアクセスを禁じた仮差し止め命令を取り消しました。Amazonは、Cometのエージェントがコンピュータ不正アクセス防止法(CFAA)や州法に違反すると主張し、2026年3月に差し止めを勝ち取っていましたが、控訴審でこれが覆った形です。
3人の判事による合議体は、Amazonのサイトに実際にアクセスしているのはユーザー自身であり、Perplexityのエージェントはユーザーの指示を実行する「ツール」にすぎないと指摘。現時点の記録ではPerplexity自身がAmazonのシステムに不正アクセスしたとは認められないとして、Amazon側の主張が認められる可能性は低いと判断しました。
裁判所は、今回の判断はあくまで現在の証拠に基づく限定的なものであり、AIエージェント全般の法的責任について広く先例を作るものではないと釘を刺しています。とはいえ、エージェントがユーザーに代わってウェブサイトを操作する行為の適法性を巡る初期の司法判断として注目され、AmazonとPerplexityの本訴訟は今後も続く見通しです。
出典: Engadget



