OpenAIは、ChatGPTのPlus・Pro向けモデル「GPT-5.6 Sol」を更新し、事実誤りの低減や回答の一貫性向上を図るとともに、質問の内容に応じて説明の詳細さを自動調整するよう改善したと発表しました。あわせて、有料ユーザー向けに回答ごとの「考える深さ」を手動で調整できる新しいスライダーを追加し、素早い応答と時間をかけた高精度な推論のどちらを優先するかを利用者自身が選べるようにしました。この機能はウェブ・モバイル・デスクトップの各ChatGPTアプリに順次展開されます。
無料プランでは、GPT-5.6 Lunaが標準モデルとして設定され、これまで回数に制限のあったテキストでの対話が無制限に利用できるようになりました。あわせて、複雑な質問に対してより深く考えさせる「Think」機能も無料プランに追加され、有料プランとの機能差を保ちながら無料利用の裾野を広げる狙いがあるとみられます。
ChatGPTは既に有料・無料合わせて非常に多くの利用者を抱えており、モデルの性能改善だけでなく「どれだけ考えさせるか」を利用者に委ねるUIの工夫は、応答速度とコストのバランスを取りながら満足度を高める施策といえます。GoogleのGemini、AnthropicのClaudeなど競合各社も同様に無料枠の拡充や思考量の調整機能を競っており、対話AIの使い勝手を巡る競争が引き続き激化しています。
出典: 9to5Mac



