複数の米メディアの報道によると、Googleは化学・生物・放射性物質・核(CBRN)関連のリスク評価や、チャットボットが利用者に与える心理的影響の研究などを担うAI「責任(レスポンシビリティ)」チーム約90人を、研究開発部門のGoogle DeepMindから全社的な渉外(グローバルアフェアーズ)部門へ移管する。移管は9月1日付で実施される見通しだという。
同チームを率いるヘレン・キング氏(Google DeepMindのVP)は社内向けの説明でこの方針に触れたとされる。一方で、独立した立場からAIのリスクを研究できなくなるのではないかとの懸念が社内の一部幹部からも上がっているといい、複数のチームメンバーがDeepMind内の他の研究グループへの異動を希望したものの認められなかったとも報じられている。Google側は、計算資源・予算・人員規模は維持されると説明しているという。
今回の再編は、DeepMindの共同創業者であるデミス・ハサビス氏が最高経営責任者(CEO)から会長職へ退き、最高技術責任者(CTO)のコライ・カヴクチュオグル氏が日常運営を引き継ぐと発表した、より大きな組織改編の一環とされる。Googleは今年、ジェフ・ディーン氏ら幹部級研究者の相次ぐ離脱にも直面しており、AI人材をめぐる競争の激化が組織体制の見直しに影響しているとの見方も出ている。
出典: PYMNTS



