Google DeepMindとGoogle Researchは9月3日、AIによる気象予測モデルの最新版「WeatherNext 3」を発表した。同社はこれを「世界初、毎時更新に対応したグローバル気象予測モデル」と位置付けており、これまで6時間ごとの更新にとどまっていた前モデル「WeatherNext 2」から、更新頻度を大幅に引き上げた。
解像度も刷新され、気温や湿度など主要な地上変数は最大5kmグリッドで、その他の地上変数は10kmグリッド、風速などの大気変数は25kmグリッドで予測できるようになった。WeatherNext 2が0.25度(約25km)グリッドでの予測だったのに対し、主要変数では約5倍の高解像度化にあたるという。
精度面では、1日以上先を見据えた計画で参照する降水予報について、旧モデル比で最大50%の精度向上を確認したとしている。加えて、風力発電向けにタービンの高さに相当する地上100mの風速予測、太陽光発電向けに雲量・日射量の高解像度予測も提供し、再生可能エネルギー事業者の発電量見積もりに活用できるとしている。
WeatherNext 3はすでにGoogle検索、Geminiアプリ、Googleマップ、Google Maps Platform Weather API、Google Earth Engineへの統合が始まっており、研究者・開発者向けにはBigQuery、Earth Engine、Google Cloud Storage経由でも予測データを提供する。天気予報は日常的に検索される情報の一つであり、Geminiを軸としたGoogleのAI統合戦略の中でも利用機会の多い分野への浸透が進んだ格好だ。
出典: TechCrunch



