Googleは9月2日、AIノートブックツール「Gemini Notebook」(旧NotebookLM)の利用上限の仕組みを刷新したと発表し、Web版・モバイル版の一般ユーザー向けアカウントへの展開を順次開始した。従来は標準アクセス(無料)でチャットが1日50回、音声解説・動画解説がそれぞれ1日3回、上位プランの「Google AI Pro」ではチャットが1日500回、音声・動画解説がそれぞれ1日20回といった具合に、機能ごとに固定回数の上限が設定され、24時間ごとにリセットされていた。今回の変更でこの仕組みは廃止され、プロンプトの複雑さやチャットの長さ、参照するソースの数、使用するモデル・機能に応じてタスクごとに消費する計算資源(コンピュート)の量で上限が決まる方式に切り替わる。利用できる機能自体に変更はなく、上限の算出方法とリセット間隔のみが変わるという。
新方式ではリセット間隔が24時間から5時間へ大幅に短縮され、5時間ごとに割り当てがリフレッシュされる形で、週単位の上限に達するまで利用を継続できるようになる。無料の標準プランを基準に、有料プランでは上限が引き上げられ、「AI Plus」プランで標準の2倍、「Pro」プランで4倍、「AI Ultra」プランは月額100ドルのプランで5倍、月額200ドルのプランで20倍の利用量が確保されるとされている。あわせてチャット画面下に、現在の5時間サイクルでどれだけ計算資源を消費したかをリアルタイムで示す利用状況インジケーターも追加された。
Googleはこの変更について、1日単位で機能ごとに細かく回数を区切る従来方式では、長時間のリサーチやソースが多い作業のように処理負荷の高いタスクをこなすユーザーが早期に上限へ到達しやすい一方、軽い使い方のユーザーには余剰枠が生じるという偏りがあったことを踏まえた見直しだとしている。5時間ごとのリセットにより、1日を通して間隔を空けながら断続的に作業を続けやすくなる点も利点として挙げられている。



