Anthropicは8月26日、公式ブログでChrome拡張機能「Claude in Chrome」の正式提供(GA)を発表しました。これまでベータ版として提供してきたもので、有料のClaudeプラン利用者であれば誰でも使えるようになります。現在のページを閲覧し、テキストの読み書き、リンクのクリック、ページ間の移動、フォームの入力といった操作を、利用者の既存のログイン情報を使って代行できます。
今回の目玉は、操作のたびに人間の承認を求めていたベータ期間から一転し、安全性分類器が個々の操作を事前に検証したうえで承認なしに自律実行できるようになった点です。分類器はデータの持ち出しやプロンプトインジェクションのリスクなどを都度チェックし、危険と判断した操作は自動的にブロック、その場合Claudeはより安全な代替手段を探すか、利用者に直接判断を仰ぐとしています。
Anthropicが公表した数値によると、故意に悪意ある攻撃者から狙われた場合の攻撃成功率は、追加の安全対策を講じていないベータ期間時点で約23.6%だったのに対し、今回のGA版では既知の有効な攻撃手法を組み合わせた社内テストで0.08%未満まで低下したとしています。モデルや検知用プローブの訓練方法を改善し、新たな分類器を追加したことが要因だとしています。
なお、Claude in Chromeは引き続きGoogle Chrome専用で、他のChromium系ブラウザやモバイル版には対応していません。日本国内でもインプレスのAI WatchやGIGAZINEなどが同日中に正式提供開始を報じており、業務での実利用が見込まれる機能として関心を集めています。



