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Anthropic、非営利団体向けプランを拡充 標準プラン同等モデルの提供やClaude Code無償化、低中所得国向け90%割引も

公開日: ・出典: Anthropic(Claude Resources)

Anthropicは10月26日、2025年12月に立ち上げた非営利団体向けプログラム「Claude for Nonprofits」の拡充を発表した。同プログラムは当初、最大75%の割引、Blackbaud・Candid・Benevityとの連携、GivingTuesdayと共同開発した無償のAI活用講座などを提供していた。現在、Claudeを利用する非営利団体は25,000以上にのぼり、そのうち75%超はClaudeの利用座席数が10未満の小規模団体だという。

今回の更新では、非営利団体向けプランでも、Team・Enterpriseなど標準プランと同じモデル群が利用できるようになった。Teamプランの契約に必要な最低人数も引き下げられ、2人からの契約が可能になったとされる(引き下げ前の最低人数は公式発表内で明示されていない)。加えて、これまで追加料金が必要だったClaude Codeが、非営利団体向けプランでは追加費用なしで利用できるようになった。さらに、低・中所得国(LMIC)の認定非営利団体を対象に、2026年9月の国連総会(UNGA)期間中に新設された約90%の追加割引も案内されており、これによりTeamプランの座席単価は1人あたり月3ドルまで下がるという。

非営利団体向けには、約30団体が参加する「デザイン・パートナー・サークル」と共同開発したスキルや連携機能をまとめた専用プラグインも提供が始まった。Team・Enterpriseプランの非営利団体には追加費用なしで自動的に導入される。また、Anthropicは非営利団体に無償でプロボノの専門家を紹介する既存プログラム「Claude Corps」について、人材紹介団体Taprootとの連携により短期・プロジェクト単位の支援を拡充する計画も明らかにしているが、この新しい連携自体の具体的な目標数値は公式発表では示されていない。なお「1,000人のフェローと400以上の米国内非営利団体」という数字は、Claude Corps全体の実績として紹介されたものであり、今回のTaproot連携に限った数字ではない点に注意が必要だ。

発表には複数の非営利団体による活用事例も紹介されているが、いずれも各団体の自己申告であり、Anthropicによる第三者検証は示されていない。例えば教材開発を行うTaleemabadは、6カ国で16,000人の教員・41万8,000人の学習者を支援しており、教員の95%が同社の授業計画を「有用」と評価したと述べている。モンゴメリー郡フードバンクの提携先団体は、小売価格とフードバンク経由の購入価格を比較した結果、同じ量の食品を届けるコストが40%減ったとしている。これらは各団体の内部比較や自己評価に基づく数値であり、外部機関による検証を伴うものではない。全体として、モデル面・料金面の両方で非営利団体向けの条件を標準プランに近づけ、かつ低所得地域向けの価格をさらに下げる方向の更新であり、予算の限られた小規模団体がClaudeを本格導入しやすくなる変更だとAIGNALは見ている。

出典: Anthropic(Claude Resources)

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