Anthropicは2026年8月19日前後、開発者向けツール「Claude Code」のバージョン2.1.236〜2.1.237をリリースし、前置きや状況説明を省いて結果を先に示す新しい応答スタイル「Concise」を標準搭載しました。「/config」の「Output style」メニューから選択できるほか、settings.jsonに「outputStyle: Concise」と設定することでも有効化できます。作業の丁寧さ自体は変えず、求めれば詳細な説明も引き続き得られる一方、普段は要点のみを簡潔に返す設計です。なお出力スタイルはセッション開始時に読み込まれるシステムプロンプトの一部であるため、切り替えの反映には「/clear」の実行か新規セッションの開始が必要です。
同時期のアップデートでは、新規セッションが起動時に使うモデルを指定する環境変数「ANTHROPIC_DEFAULT_MODEL」も追加されました。既存の「ANTHROPIC_MODEL」は反映のためにセッションの再起動が必要でしたが、新しい変数はデフォルトのモデルを指定しつつ、ユーザーが「/model」コマンドで個別に選択したモデルはそのまま再起動をまたいで優先される点が異なります。
また2.1.237では、LLMゲートウェイやカスタムのbase URL経由でClaude Codeを利用しているセッションで発生していたプロンプトキャッシュの不具合も修正されました。プロンプトキャッシュはリクエストのプレフィックスがバイト単位で完全一致することを前提としているため、途中の中継サーバーがJSONのキー順序を並べ替えたりデフォルト値を挿入したりすると、キャッシュが静かに無効化されてしまう問題があったとされています。
Claude Codeはリリース以来、数日から1週間程度の間隔で頻繁にアップデートが重ねられており、OpenAIのCodexなど競合のコーディングエージェントとの開発競争が続く中、細かな使い勝手の改善が続けられています。



