Anthropicが、9月から10月初旬を目標とする新規株式公開(IPO)に向けて、複数の機関投資家との面談を重ね、投資家の信頼を確保しようとしていると報じられました。ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガン・チェースという米大手証券3社が主幹事として名を連ねており、直近の非公開ラウンドに基づく評価額は9650億ドルとされ、実現すればスペースXのIPOに匹敵する規模の注目を集める見通しです。
面談では、AI企業の急激な設備投資拡大や採算性に対する市場の懸念、いわゆる『AIバブル』論への警戒感を払拭することに重点が置かれているとされます。あわせて、中国発の低コストAIモデルとの競合についても経営陣が説明を行っており、ダリオ・アモデイCEOは『多くのユーザーは、価格よりも最も高性能なAIシステムを選ぶ』との考えを投資家に伝えているとされています。
同社の売上高は今年5月時点で年換算約470億ドルとされ、OpenAIの年換算売上高が400億ドルを突破したと報じられたのとほぼ同時期に、両社そろってIPOを見据えた動きを本格化させている格好です。



