米ブルームバーグなどの報道によると、AnthropicはGoogleでカスタムチップ事業を立ち上げたAmir Salek氏を、コンピュート部門の新たなメンバーとして採用しました。Salek氏はGoogleのTPU(Tensor Processing Unit)事業を2022年まで率い、最初の7世代のTPU開発を手がけた人物とされ、Anthropic社内ではJames Bradbury氏の下で業務にあたるといいます。
AnthropicはこれまでNVIDIA、Google、Amazonなど複数の供給元からチップを調達してきましたが、近年は自社での独自半導体事業の立ち上げに向けた採用や求人を進めていると報じられています。今回のSalek氏の採用も、この独自チップ開発に向けた布石の一つと位置づけられています。
背景には、AI各社に共通するデータセンター向け計算資源の確保競争があります。独自半導体を持てば、外部からの供給制約の影響を受けにくくなるほか、自社モデルの要件に最適化したハードウェア設計が可能になるとされています。Anthropicは英国のチップスタートアップFractileとも契約を結んでおり、当初の発注規模は約2億5000万ドル相当で、今後拡大する意向を示しているといいます。
出典: Bloomberg



