Amazonは、対話型AIを搭載した次世代版Alexaサービス「Alexa+」について、8月6日からオーストラリアで「Early Access」プログラムとして提供を開始したと発表しました。北米・欧州でのサービス開始に続くもので、アジア太平洋地域への進出としては今回が初めてとなります。既存のEchoデバイス利用者はオンラインで早期アクセスを申し込めるほか、新たにEchoシリーズを購入した利用者には順次招待が届く仕組みです。
Alexa+は、大規模言語モデルをベースに、これまでの単発の音声コマンド応答から一歩進み、日常の会話の流れの中でカレンダー管理やレストラン予約、買い物、スマートホーム操作といった実際のタスクをこなす「行動するアシスタント」を目指しています。料金は、Amazonプライム会員には特典として無料で提供される一方、非会員は月額29.99豪ドルとなる見込みで、早期アクセス期間は2026年11月30日まで続く予定です。
Amazonは2027年にかけてさらに10カ国以上へAlexa+を展開する計画を示しており、音声AIアシスタント市場でGoogleのGemini for Home、AppleのSiri刷新などと競り合う構図が一段と鮮明になっています。スマートスピーカー黎明期からの主要プレーヤーであるAmazonが会話型AIへの全面移行をどこまで加速できるかが、今後の家庭向けAI市場の行方を左右しそうです。



